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2013-04-02

カレン族の織物

 
 
 
 
昨日に引き続き・・・織物のお話。
 
今日は出どころがハッキリしている(笑) 
カレン族の織物について。
 

普段私たちは、カレン族系部族全体を総称で
カレン族と簡単に言いますが
厳密には・・・

赤カレン・白カレン・黒カレン・その他のカレン
と別れています。

同じ部族でも、居住地域は勿論
宗教・言語・習慣・衣装もかなり違います。


写真の織物は白カレンのもの。
白カレンもまた更に大きく分けると、ポーカレン・スゴーカレンに別れます。

と、詳細が複雑過ぎるのでこれくらいにして・・・。


上の写真のようなシンプルな織物は、ポーカレンのもの。

カレン族は全体的に、シンプル・イズ・ベスト?
しかし実は、細かい刺繍なども得意で、コワザが利いています。

色のセンスがニクイです、シンプルでニクイです(笑)
 
と言うことで、私が好きな山岳民族の一つです。
 
 
 
 
残念ながら、織物(生地状のもの)として
あまり市場に出回らなくなりました。最近は稀です・・・。
 
上の写真は、そのあまり出回らなくなったカレン族の織物を
出逢う度に買い集めた・・・ほんの一部です。
 
 
カレン族は糸を紡ぎ、染色し、生地幅の狭い織り機を使います。
たいがいは、斜めがけのズタ袋風のバック
ポンチョなどの製品にしてから売っていることが多いです。
 
 


こちらはその・・ズタ袋風のバックです。
(折りたたんであるので、分かりづらい・・かも・・)
 
色も綺麗なんです。
日本人が好みそうな色です。
 
 


これはアンティークのポンチョ。
スゴーカレン族のものです。
 
 
木の実のビーズを刺繍とともに細かく飾り付けています。
状態もとても良いです。
 
 
 
 
糸以外の素材を使って刺繍を施すのは
この辺一帯の山岳民族では・・・スゴーカレン族とアカ族くらいでしょうか。
 
木の実が付いたポンチョのお値段は、やっぱり格別にお高い。
 
このポンチョは、極力裁断せずにバックに。
ベースのインディゴがいい味出してます~。




2 件のコメント:

takoome さんのコメント...

サワディ〜カ〜
きれ、ええねぇ、4月終わり頃に行くかもしれん。

atelier-ren さんのコメント...

どーもです。
おぉぉぉー、是非是非に~。